「伝わる翻訳」 - 山田翻訳事務所 〜言葉をつないで、世界とつながる〜

翻訳で広がる世界を皆さまにお届けします!!

【これ全部翻訳する必要がありますか? - vol.1】

こんにちは、「伝わる翻訳」のyamadaです。

 

翻訳で失敗しないために

本日4月27日(木)より、毎週火・木に、「翻訳で失敗しないため」シリーズ

(全20回)を配信していきたいと思います。<7月4日(火)まで>

 

どうすればいい?

外国語は苦手なのに、翻訳の手配担当を任された!

翻訳を発注する際に陥りがちな落とし穴を避け、翻訳予算を有効に使うためのヒントを

お伝えしていきます。

 

これ全部翻訳する必要がありますか?

何百ページもある文章を丸ごと翻訳に出すのはやめましょう。

まずはクライアントや営業部門と話し合い、どの情報が実際に必要なのか確認してくだ

さい。例えば、製品のヒットに貢献した社内全部門の一覧など、多くの外国人にとって

は意味がなく、むしろ井の中の蛙」という印象すら与える恐れもあります。

 

例えば・・

アジアへの貿易派遣団に参加したある会社は、プロ翻訳者と相談した結果、写真を満載

した会社案内は製作費が高くなるため、原文のまま使い、仕様書だけを翻訳しました

が、商談では大きな成功を収めました。

 

カルフォルニアのある特許事務所では、定期的に専門翻訳者に日本語の特許文書を口頭

で要約する作業を依頼し、全訳すべき文章を共同作業で取捨選択しています。

 

<ポイント>

元の文章から不要な部分を削ぎ落すか、短縮版の文書を新たに作成して、それを翻訳に

出しましょう。翻訳費用の削減だけでなく、情報を絞り込むことがインパクトの向上に

つながります。

 

いかがだったでしょうか?

 

次回は、5月2日(火)「言葉で伝える必要、ありますか? - vol.2」です。

 

お楽しみに~

 

masa