「技術翻訳は単純作業」って本当? - vol.18
こんにちは、「伝わる翻訳」のyamadaです。
翻訳で失敗しないために
本日6月27日(火)、「翻訳で失敗しないため」シリーズ 第18回です。
「技術翻訳は単純作業」って本当?
確かに、シンプルな製品の図解つき部品リストなどは、比較的簡単に翻訳できて問題も
あまりないのが普通です。
しかし、専門家が母国語で書いた技術文書でも、ミスを犯すことはあります。また、同
じ用語の定訳が分野によって違う場合など、専門知識が必須な場合も多いのです。
技術翻訳でも、少なくとも原文のレベルに見合う訳文を書かなくてはならないのは他の
分野と同じ。時には原文よりも翻訳の質の方が高くなることもありますが、翻訳者とい
う第二の専門家が文書を注意深く読みに推敲するのですから、驚くには当たりません。
翻訳で専門用語の誤りがあるのは、たいてい翻訳者が能力にあまり仕事を引き受けたせ
いです。専門外の翻訳者を起用する場合、その分野の専門家に情報提供や訳文チェッ
クを依頼する必要があります。
ポイント
一般公開用の翻訳では、必ず、プロの翻訳しゃに最終版の文法や構文、句読点、スタイ
ル等の再チェックを頼みましょう。ネイティブスピーカーではない分野専門家が訳文を
修正した後は特に、翻訳者による再チェックが不可欠です。
いかがでしたか?
次回は、「翻訳者・翻訳会社の選び方は? - vol.19」です。
お楽しみに
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山田翻訳事務所 代表 山田将史 Masafumi Yamada