「語学の先生や学生に頼む」という落とし穴 - vol.10
こんにちは、「伝わる翻訳」のyamadaです。
翻訳で失敗しないために
本日5月30日(火)、「翻訳で失敗しないため」シリーズ 第10回です。
翻訳を語学の先生や学生に頼もうと考えたことのあるあなたへ!
「語学の先生や学生に頼む」という落とし穴
初めて外国語の文書を扱うことになった会社が、近くの語学スクールや大学の外国語学
部に助けを求めることがあります。海外資料の和訳など社内だけで読む翻訳(情報取得
用ならそれでも大丈夫かもしれませんが、宣伝文書を外国語に翻訳する場合(情報発信
用)には、失敗する危険が非常に大きいので要注意です。
外国語を教えるのは特殊な技能を必要とする難しい仕事ですが、日本語の文章を自然な
外国語に翻訳したり、外国語のニュアンスを正確に反映し、用途に合わせた適切な日本
語に翻訳することは、それとはまったく違う技能です。ましてや、コスト節約のため語
学部学生に翻訳のアルバイトをさせるのは無謀です。
ポイント
簡単な手術だからと医学生アルバイトに執刀を任せたり、コスト節約のために会社会計
報告書を経営学部の学生に作成させたりするでしょうか?製品カタログやビジネスレ
ター、年次報告書や社長スピーチの翻訳を語学学生に任せるのも同じことです。
山田翻訳事務所は、「伝わる翻訳」を理念とし、単なる翻訳にとどまらず、ユーザーの
心に響く、アピールする翻訳を目指しています。
次回は、6月1日(木)「翻訳者なら和訳も外国語訳もできる? - vol.11」です。
お楽しみに~